人生の半分近くの時間、四半世紀に及ぶ音楽家としての歩みを辿り、現在地を見据えながらその先に続く〝希望〟のありかを示してくれるようなライブは、ライブ活動を再開してからの二年あまりの中で培ってきた集大成のようなパフォーマンスに思えた。 配信での…
会場は北浜の知る人ぞ知る、なカフェやインテリアショップなどの立ち並ぶ界隈の雰囲気抜群の箱。 木造りのステージがすごくおしゃれ! 天井の高さも音の通りが良さそうでいいなぁ。よくあるライブハウスとはまた違う心地よい空間だね。大阪・雲州堂。めちゃ…
東京でのライブを行った一週間後に地方でのライブ、といった形式で行われるのは4月の東京/神戸と同じスタイル。 配信で東京公演を繰り返したっぷり楽しんだ翌週には現地に参加できるだなんて、つくづく贅沢な時間を過ごさせてもらったな、という感慨で胸がい…
4月末に行われたワンマンライブに引き続き、夏の終わりを迎えるこの時期に建樹さんのライブがふたたび開催! 新しい作品の制作に取り組みながら、季節ごとに「現在地」をライブで示していくというスタイルになったということなのでしょうか。 東京会場には残…
東京/神戸での二週連続のライブ、東京公演で感じたソリッドなエッジは滑らかになり、歌声と音の響かせ方、奥行きはより深く。切実な痛みを伴う煌めきが開放感と喜びで上書きされていくかのような豊かな時間でした。本当にライブごとに新しい景色が更新されて…
建樹さんのワンマンは12月以来、約四ヶ月ぶり。その前には2023年の幕開けとして高橋徹也さんとのワンマンがあったことを思うと、本当にうれしい悲鳴&びっくり!! もちろん見逃せるわけがないでしょ、こんなの嬉しすぎる♪ と、はりきって配信チケットを購入…
「今年はこの4カ月の間に本当にいろいろなことがあって」 ライブの終盤、あくまでも軽やかに告げられた言葉に、その場の空気がやわらかに揺らいだ。 人生には限りがあり、避けようのない別れは本当にある日突然訪れる。それでも交し合った思いは、芸術は残り…
サニーデイの音源を順を追って本格的に聴き始めたのは解散の後からで、当然ながらライブを見たのは再結成の後。 メンバー三人だけがステージに立ち、アイコンタクト以外のやり取りはほぼなし。 新譜を出してもなお「ふたつのハート」以外の新曲はほぼやらず…
なんと一カ月ぶり! の小林建樹さんのライブは建樹さんのお誕生日の翌日に開催。高橋徹也さんと小林建樹さんはおふたりとも一月生まれの同級生同士のシンガーソングライターで、同学年の51歳。稀代のベーシスト鹿島達也さんのサポートによりご縁があったとは…
とんでもない音楽センスとライブパォーマンスの実力の持ち主ながら新作のリリースやライブ出演は数年置き、10年ほど前の発言では「人前で演奏するのは長らく苦手だったけれど、ようやくその意識も薄れてきた」とおっしゃるほど。年に何枚のアルバムとプロモ…
会場となった桜ノ宮公会堂は結婚式なども開かれているというシャンデリアの灯りが美しい格調高い建物。カウアンドマウスさんは会場も楽しみのひとつですね。場の雰囲気に合わせてか、パーティドレスのお客様もいらっしゃいます。いいなぁ。やがて19時半過ぎ…
10月だというのに真夏のような陽光の照りつける京都。14時過ぎ、7部丈のセーター(二月の代官山と同じかな?)に細身のパンツ、クラークスのタカテツ登場。ステージに用意された二本のギターのうち、エレキギターを構え、「ドライブ」から本編スタート。弾き…
代官山、晴れたら空に豆まいては初めての会場。和洋折衷のリラックスしたいい雰囲気の箱で(後方にはお座敷席もあるよ)、ステージを覆うスクリーンには映画コーヒーアンドシガレットが無音状態で再生されているというお洒落なムードの漂う中、まずはお馴染…
個人的にはHARCOのライブは春フェス以来、ワンマンはキコエルツアー以来でした。 暫くぶりの、そして個人的には初めての弾き語り単独でのHARCOのライブ、始まってしまえばあの穏やかで軽やかで優しいHARCOワールドなのでした。さて、長らくアルバムも出てい…
15年前、未発売のままだった幻の4thアルバム、「Rest of the world」レコ発ツアーファイナルと銘打っての4人バンド編成でのライブ。【from 1999 to 2014】のサブタイトル通り、音楽家・高橋徹也の歩んできた道のりの集大成を見せつけるような、まるで終わり…
15年前、未発売のままだった幻の4thアルバム、「Rest of the world」レコ発ツアーファイナルと銘打っての4人バンド編成でのライブ。 【from 1999 to 2014】のサブタイトル通り、音楽家・高橋徹也の歩んできた道のりの集大成を見せつけるような、まるで終わり…